【妖精図鑑】妖精の国アイルランド


妖精の国アイルランド

アイルランドについて調べていくうちに興味深い情報に出会った。なんとアイルランドには妖精がたくさんいると言うのだ。

一般に神話や伝承の宝庫と言われているアイルランドだが、しばしば小説や映画、漫画などのファンダジーを取り扱う作品のモチーフとなることが多く、先日ご紹介したハリーポッターシリーズはもちろん、ナルニア国物語の白い魔女も実はアイルランドに伝わる妖精の伝説が元になっている。

ただこの妖精、日本人が持つイメージとは少しかけ離れている物が多いようで、例えば、小さい老人の姿の妖精もいれば、ボロボロの薄汚い服を着た人の姿の妖精もいるらしい笑

ティンカーベルのように小さい羽の生えた人型の妖精もいるようだが、どちらかというと、日本でいう妖怪や魔物などの魑魅魍魎に該当するみたいだ。

日常の空間に普通に存在しているため、アイルランド留学中も必ず側にいるのは間違いない。妖精探しのため留学してみるのも面白いかもしれない。

アイルランドの妖精情報はこちらから↓↓↓

フォモール族(Fomoire)

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この種族「フォモール族」を妖精と呼ぶのはあまり正しくないかもしれませんが、アイルランドに伝わる巨人族として語り継がれていますのでここでご紹介させて頂きます。

山羊や馬、牛などの頭を持った獣面の蛮族として描かれる事が多く、インデッハや邪眼のバロールといった王に率いられていたと言われます。

太古からアイルランドに棲みついており、西方から訪れた種族の侵入を再三にわたって阻んだ巨人。巨石を苦もなく扱う人喰いの怪物とされており、一つ腕だったり、足がなかったりなどと言った。非常に様々な形態をしていますが、そのほとんどが醜悪な容姿をしていると言われています。

最初に侵入してきたパーソロン族は彼らと何度か戦闘を重ねましたが、最後はフォモール族によってペストに感染させられ全滅したのです。次に侵略してきたネヴェズ族もフォモール族に敗れ、彼らに隷属を強いられ、年貢として牛と子供を納めなければならなくなりました。フォモール族の支配に最初に成功したのはフィル・ボルグ族ですが、彼らはフォモール族とは平和的に共存していました。最後の侵入者であるトゥアハ・デ・ダナーン神族はフィル・ボルグ族よりも巧妙にフォモール族を懐柔し、フォモール族の隙を付いて彼らをアイルランドから駆逐し彼らの栄華を終わらせました。

その後生き延びた者は妖精となりひっそりと暮らしているのです。世界各地にある巨人伝説はアイルランドにもあったようです。

ケット・シー(Cait Sith)

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名前を知っている方も多いのではないでしょうか?
アイルランドの猫の妖精で名前の由来はすごく単純で「ケット=猫、シー=妖精」です。またスコットランドには犬の妖精の「クー=犬、シー=妖精」がいます笑

クー・シーが他の妖精の家畜として外見以外は通常の犬に近い性質を持つのに対して、ケット・シーは人語をしゃべり二本足で歩く上、王制を布いた生活をしています。また二カ国の言葉を操ることができるほど頭の良い妖精でもあります。

普通、犬くらいの大きさがある黒猫で胸に大きな白い模様があるとされていますが、個体によっては虎猫や白猫、ぶち猫など様々なものがいると言われています。

また一説には魔法を使うこともできるとされ、猫好きの僕にはたまらない妖精です。道化師のような振る舞いをしたり、気品のある貴族のように振舞ったりと想像を掻き立てられるのも魅力的。アイルランドにて一度で良いので出会いたいものです。

リャナンシー(Leannán-Sídhe)

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今回紹介するのはこの妖精、リャナンシーです。
リャナンシー (Leannán-Sídhe, Leanan-Sidhe) は、アイルランドに伝わる若く美しい女性の姿をした妖精。ラナウン・シーともいい、その名は「妖精の恋人」「妖精の愛人」という意味を持ちます。

常に人間の男に愛を求め、アイルランドの緑の丘の近くなどに現れます。リャナンシーの愛を受け入れた男には、詩の才能と美しい歌声を与えますが、その代償として毎日少しずつリャナンシーに精気や血を吸われていく事になり、この妖精にとり憑かれた者は、詩や歌声の才能と引き換えに早死にするのです。

ケルトの多くの芸術家、特に詩人が短命に終わるのは、彼らが彼女に恋をして、命を削りながら最高の作品を作り出したからだ、と言われています。

一方で、リャナンシーの美しい姿は、彼女が気に入った男性以外の人間には見えないのです。出会いたいけれど、出会いたくない妖精のひとつですね笑

ガンコナー (Ganconer)

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〜ガンコナー (Ganconer)〜

ガンコナーは愛を語る妖精で、「口説き妖精」とも呼ばれる。若い男性の姿をしており、パイプを銜えて人里離れた寂しい場所に現れると次々に若い女性を口説く。口説かれた女達は皆がみなガンコナーに恋心を抱くが、ガンコナーの方はさっさと姿を消してしまうのだ。このため、女達は皆、ガンコナーの事を恋焦がれながら死んでしまうという。

非常に怠け者な性格で、一日中、羊飼いの娘や、乳しぼりの娘に言いよって時をすごす。しかし、本来の姿は実のところ老人であり、魔力を使って女達の心を掴むとも言われている。

とんでもなく恐ろしい妖精だ、、、アイルランド留学を検討中の女性のみなさんは十分にお気をつけください。

バンシー(banshee)

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〜バンシー(banshee)〜

バンシーは、アイルランドおよびスコットランドに伝わる女の妖精であり、家人の死を予告すると言われる。

その姿は、長い黒髪で緑色の服に灰色のマントを着た女や美しい少女、ボロボロの服を着た薄気味悪い老女であると伝えられる。

バンシーの泣き声が聞こえた家では近いうちに死者が出るとされるが、どの家にでも現れるというわけではなく、純粋なケルトやゲール系の家族のもとにしか来ない。

その泣き声は、ありとあらゆる叫び声(人間以外も含める)を合わせたような凄まじいもので、どんなに熟睡している者でも飛び起きるほどである。また、バンシーの目はこれから死ぬ者のために泣くので燃えるような赤色をしているという。

死に関わる妖精ということで不幸を呼ぶ悪い印象を持つ人もいるようだが、あくまで死を予言するに止まり、人を殺したり悪さをするわけではないようだ。

デュラハン(Dullahan)

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〜デュラハン(Dullahan)〜

おそらくデュラハンは映画やゲームの世界でしばしば登場し、知っている人も多いだろう。しかし勝手な先入観からか、こういう姿のものも妖精に含まれるということになかなか慣れない笑

アイルランドに伝わる首のない男の姿をした妖精で、首無し馬が引く馬車に乗っており、片手で手綱を持ち、もう一方の手には自分の首をぶら下げている、というのが広く知られている姿である。

そしてこの馬にも名前があり、コシュタ・バワー(Cóiste-bodhar)と呼ばれている。バンシーと同じく人の死を予言する妖精のため、死の近付いている人の家の前に来て、戸口の前にとまり、家の人が戸を開けるとタライにいっぱいの血を顔に浴びせかける。また、極端に姿を見られることを嫌い、姿を見たものの目を鞭で潰す。逃げ方は一つしかなく、コシュタ・バワーが水の中に入れないため、川を渡って魔の手から逃れるほかない。人に危害を加えるという点ではバンシーと少し違っているようだ

アイルランドに留学したら川の場所の把握を忘れずに笑

メロウ(Merrow)

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〜メロウ(merrow)〜

世界各地で見られる水中に生息すると言われる人魚はアイルランドではメロウ(merrow)と呼ばれる。英語ではマーフォーク (merfolk) と言い、特に若い女性の人魚はマーメイド (mermaid)、また、男性の場合はマーマン (merman) と呼ばれる。マー (mer-) は、単語では mere となり、いずれもラテン語の mare(海)に由来する。

メロウは魚の尾を持ち、その手には水かきがついている。女のメロウは非常に美しく、男のメロウはとても醜い。そのため女のメロウは人間の男性に恋をすると言われるが、メロウと出会うと大きな嵐が来ると言われ、船乗りたちには特に恐れられていた。

男のメロウの姿は、髪と歯が緑色、目は豚のようで、鼻が赤い。美しい人魚と人間の男性の間に生まれる恋は必然なのかもしれない。

プーカ(Púca)

アイルランド妖精〜プーカ(púca)〜

プーカは、人間に害をもたらす存在とも、恩恵をもたらす存在とも言われる。主にアイルランドやウェールズに伝わる妖精の一種でその認識は非常に曖昧なものであるそうだ。

18世紀にキラーニー(人気の留学先としても有名な自然豊かな地域)の山の近くに住む少年がトマス・クロフトン・クローカーに語った内容によると、年寄りの人は、プーカは昔いっぱいいたもんだ、とよく言っていました。

プーカは性悪で、見た目が黒く、悪いモノでした。鎖をまわりに垂れ下げた野生の若い牡馬の姿でやってくるんです。で、うとい旅人にずいぶん悪さをするんです。

プーカは変身が巧みで、さまざまなおぞましい姿ををすると言われ、多くの場合、流れるようなたてがみと輝く黄の眼の黒馬の姿や、鷲の姿になることもあれば、大きな黒山羊の姿を借りることもあると言う。人間の言葉も巧みに操り、 狙った人を背中に乗せ連れ去り、命を奪ってしまう恐ろしい妖精でもあるようだ。

アイルランド留学中で最も気をつけなければいけない妖精かもしれない。

取り替え子(Changeling)

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〜取り替え子(Changeling)〜

正確に言うと、妖精というよりは現象のことを指すのかもしれないが、アイルランドに限らず、ヨーロッパ全域で広く信じられている。

取り替え子とは、ヨーロッパの伝承で、人間の子どもがひそかに連れ去られたとき、その子のかわりに置き去りにされるフェアリー・エルフ・トロールなどの子のことを指す。時には連れ去られた子どものことも指す。またストックであったり、フェッチ(そっくりさん)とも呼ばれる。

魔法をかけられた木のかけらが残され、それはたちまち弱って死んでしまうこともあったと言う。このようなことをする動機は、人間の子を召使いにしたい、人間の子を可愛がりたいという望み、また悪意であると言い伝えられているようだ。

妖精やエルフ、トロールたちは、時に醜い子供を産むことがあるとされ、「取り替え子」は、そうして生まれた醜い子供と人間の子供がすり替えられたものとされる。ウィリアム・シェークスピアの戯曲「夏の夜の夢」の中に登場することでも有名。

フェアリー(Fairy)

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〜フェアリー(fairy)〜

フェアリーは、主に妖精と訳され西洋の神話や伝説に登場する。超自然的な存在、人間と神の中間的な存在の総称でもある。人とも神とも違う性格と行動はしばしば気まぐれと形容される。とくにアイルランドのフェアリーは人間の世界に密接に関わり、日常の中にいると言われている。

見た目は、ティンカーベルに似た小さく羽が生えている姿が一般的で、その姿は美しく、力も非常に強く、人間に対しては不幸を運んでくるとされる。

アイルランドの伝説・神話に基づく絵と、ウィリアム・シェイクスピアの『真夏の夜の夢』に出てくる妖精王オベロンと女王ティターニアの絵に映る姿も代表的なものとして知られている。

レプラコーン (Leprechaun)

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〜レプラコーン (Leprechaun)〜

レプラコーンはアイルランドでも最もよく知られている妖精。伝承では靴職人とされ、中世よりその姿を表した童話『小人の靴屋』に登場する妖精とはこのレプラコーンのことと言われる。レプラコーンとは小さい体を意味する言葉で、この妖精の見た目としては小さなしわくちゃの顔にごま塩のあごひげ、とがった鼻に輝く目をしている。

地中に眠る宝のありかを知っており、うまく捕まえることができると黄金のありかを教えてくれる。いたずら好きな妖精でもあり、一瞬でも目をそらすとすぐにいたずらを仕掛け笑いながら姿を消すといわれている。

そしてアイルランド南西部にはなんと、「レプラコーンに注意」 (Leprechaun crossing) の交通標識があることで有名らしい笑