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完全保存版!アイリッシュウイスキーの基礎知識まとめ

by アイルランド留学Driveカウンセラー更新日: 05/28/202210/09/2015

命の水を意味するウイスキー

アイルランドと言えば、言わずもがなやはりアイリッシュウイスキーですよね!実はウイスキーという言葉の由来は、「命の水」を意味するアイルランド語のuisce beatha(イシュケ・バーハ)から来ています。そしてイシュケ・バーハはゲール語で「健康の水」を意味するooshk-‘a-paiに由来します。

フランス、ロシア、スカンディナビア、スコットランド、ポーランドなど様々な国で原材料や製法は異なるものの、この「命の水」は作られてきた歴史があり、元々は医薬品として利用されてきたものでしたが、時代とともに嗜好品へと変わりその姿を変えてきたのです。

アイリッシュウイスキーの種類

Whiskey drinks on wood

アイリッシュウイスキーは大きく4種類に分類することができます。

    ・ピュアポットスティルウイスキー
    ・モルトウイスキー
    ・グレーンウイスキー
    ・ブレンデッドウイスキー

なかでもピュアポットスティルウイスキーは、アイルランドでのみ作られている独自製法のものになります。モルトにした大麦(麦芽)と、未発酵の大麦などを組み合わせたウイスキーで、2011年以降はシングルポットスティルという呼称が使われることが多くなってきました。

モルトというのは大麦(麦)を発芽させたもの(麦芽)のことを指します。100%大麦を使いながらモルトしたものとしないものを両方使い、下の写真にあるようなポットスティルというもので蒸留し製造します。

もちろん大量に蒸留する必要があるので、工場にある巨大なポットスティルを使用し製造します。1960年代になり、軽い味わいのブレンデッドウイスキーが一般的になるとピュアポットスティルの人気は下火になりましたが、1975年にアイルランドの新ミドルトン蒸留所が始動し、ピュアポットスティルウイスキーを原酒とするブレンデッドウイスキーが製造され始めました。

このブレンデッドウイスキーにはスコッチウイスキーにはない、独特の味わいがあり根強い人気を誇っています。一時期伸び悩んではいたアイリッシュウイスキーは今では世界の中でも急成長しているウイスキーのジャンルです。

アイリッシュウイスキーの製造工程

  1. 製麦。大麦を発芽させ、モルト(麦芽)に変える、いわゆるモルティング
  2. モルトの乾燥
  3. モルトの糖化、麦汁の精製
  4. 麦汁の発酵
  5. 蒸留、原酒の精製
  6. 原酒の樽詰め、熟成
  7. ボトリング

アイリッシュウイスキーの製造過程で特徴的なのが、モルトの際にピートが使用されない点です。ピートとは泥炭のことを言い、下の写真のような泥状の炭のことを指します。

モルトの際にはピートの代わりに石炭、木材が使用され、乾燥はキルトという炉の中で行われます。早期に醸造・蒸留産業が確立されたアイルランドでは、機械を使用して掘り出すピートよりも木や石炭が燃料として使用されることが多かったという背景があります。そのためスコッチウイスキーに代表されるようなスモーキーなピート香はせず、原料の穀物が持つ芳醇な香りが引き出されます。

また、蒸留回数も多いため、味わいも滑らかに仕上がるのです。もしバーに行く機会があれば飲んでみてください。ジェムソンという有名な銘柄のアイリッシュウイスキーであればきっとほとんどのバーで取り扱いがあるはずです。

クセもそこまで強くはないのでぜひ一度試してみてください。

アイリッシュ・ウイスキー法

アイルランドにはウイスキーの名のついた法律が存在するのです。お酒への愛を感じることができますね笑 第1条にアイッリッシュ・ウイスキーを定義づける重要な記載がありましたので抜粋してみました。

  1. 当該スピリッツは、国内または北アイルランド内において、穀物のマッシュであって
    • (i)天然のジアスターゼの併用の有無を問わず、当該穀物に含まれるモルトのジアスターゼにより糖化され、
      (ii)酵母の作用により発酵させられ、かつ、
      (iii)蒸留液が用いられた材料由来の香りおよび味を有する方法により、94.8容量%未満の強度のアルコールに蒸留されたものから蒸留されたものとし、かつ、
  2. 当該スピリッツは、木製の樽において
    • (i)国内の倉庫において3年以上、もしくは
      (ii)北アイルランド内の倉庫において当該期間、または
      (iii)国内および北アイルランド内の倉庫において合計3年以上の期間熟成された

    ものとする。

アイリッシュウイスキーを名乗るということに、かなり厳しいルールが設けられていることがお分かりになったことでしょう。もちろんお酒に詳しい人はもちろん知っている内容にはなるかもしれませんが、たとえ、同じ原材料で作られたウイスキーであっても(b)に記載のある通り、アイルランドと北アイルランドで作られたウイスキー以外はアイリッシュ・ウイスキーと呼ぶことはできないのです。というのもアイルランドは年間の気温差が小さく、冷涼で程よい湿度があるアイルランドの気候はウイスキーの製造に適している場所でこの地域でしか独特の香りと味わいが出ないと言われています。

casks

この写真はミドルトン蒸留所にあるウイスキーの詰まっている樽です。ここは世界でも最大級の生産量を誇る蒸留所として広く知られています。

アイルランドの蒸留所

アイルランドには現在のところ蒸留所が4つあり、そこで作られるアイリッシュウイスキーが全世界へと運び込まれるのです

      ・ミドルトン蒸留所
      ・ブッシュミルズ蒸留所
      ・クーリー蒸留所
      ・キルべガン蒸留所

以前別の記事の中でも少し触れたミドルトン蒸留所とブッシュミルズ蒸留所を簡単に見ていきたいと思います。

旧ミドルトン蒸留所

アイルランドの中でも留学人気都市として有名なコークにあり、マーフィー3兄弟によって作られた蒸留所です。1825年に操業を開始し、1975年に世界最大の蒸留機を有する新ミドルトン蒸留所が旧ミドルトン蒸留所の背後に完成しました。現在ピュアポットスティルウイスキーを蒸留しているのはこの蒸留所のみです。4種類の単式蒸留機によってアルコール度数の異なる原酒を造り出し、ジェイムソン、タラモア・デューなどの閉鎖された蒸留所の有名な銘柄も手掛けています。

ブッシュミルズ蒸留所

1608年にサー・トーマス・フィリップスがアントリム州で操業した最古の蒸留所と言われており、過去にはピュアポットスティルの製造もしていたこともありましたが現在はモルトウイスキーの製造に力を入れています。またミドルトンとブッシュミルズの蒸留所の関係は深く長年に渡りブッシュミルズのモルトウイスキーはミドルトンで蒸留されるグレーンウイスキーとブレンドされたもののみがレンデッドウイスキーとして市場に流通していました。

近年ではブレンドしていないシングルモルトウイスキーも出荷しています。そしてなんと、旧ミドルトン蒸留所は博物館として一般公開もされているんです。なのでアイルランド留学をされる方は一度足を運んでみてもいいかもしれません。現地の歴史を知り、味わい深いアイリッシュウイスキーを堪能できるなんて贅沢ですね。

ウイスキー好きの人は絶対に訪れたいと思うアイリッシュウィスキー蒸留所が観光スポットとしてダブリンにあります!チェックしておきましょう!

▶アイルランドで絶対に訪れたい観光スポット

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