アイルランドとケルトの関係性とは?


ケルトを知る

アイルランド留学DRIVEのブログ記事の中でも、たびたび「ケルト」という言葉が出てきたかと思います。「ケルトミュージック」や「ケルト人」などなど。そもそもこのケルトとは何なのでしょうか。

ケルト (Celt) とは、ケルト語派に属する諸言語を話す人々の文化や、言語のルーツとなった古代の人々およびその文化を指す言葉で現存するケルト語派としてはアイルランド語、スコットランド・ゲール語、ウェールズ語、ブルトン語があります。

ケルト人の歴史

ケルト人は政治的な統一意識の低い民族と言われており、古代アイルランドでは、150もの部族を中心とした小王国が乱立していたとされています。しかし文化的な面を見ていくと、政治的な側面とは相反して統一がなされており、

  1. 同じ言語(ケルト語、文字は持たない。)
  2. 宗教(ドルイドという神官が司る自然崇拝の多神教=ドルイド教)
  3. 法律(ブレホン法)

を共有していたとされています。

ブレホン法について

「ブレホン法」という名前は、当時の専門の法律家が「ブレホン」と呼ばれたことから付いた名前で法律家が一般の慣行をまとめたものだそうですが、その中身が面白いので少しご紹介します。そしてアイルランドでは医療制度が発展したこともありますので、”病院”に纏わる部分をいくつかピックアップします

1.例えば、もしある人が(故意にしろ過失にしろ)他人に障害を与えた。
2.その場合に、障害を与えた側は医者と食糧と入院費を提供するだけでなく、
  その人の仕事を引受けなければならなかった。
3.医者が治療に忙し過ぎて、勉強したり最新の技術を取り入れることができないようになってはならない。
  (「医者は世の中の煩わしさに巻き込まれることがあってはならず、
    彼が自分の職業である研究と治療に専念できる」ことをいつも氏族は許していた。)
4.資格を持った医者は患者の治療に責任を負わねばならない。
  (例:治療した傷口がしばらくして開いたら、医者は賠償をはらわねばならない)

・・・・日本の法律に馴染みのある私たちからすれば「そんなこと法律で決めるの?!」と思うものもあれば、「法律で決められてたらありがたいな・・」と思ってしまうものもありますね

アイルランドとケルト人

ケルト人は先述のとおり文字を持たない民族だったため分かっていないことが多いようですが、ケルト人は発展した民族だったようで、精巧な金細工など、ケルト人が作ったものが今でも残っています。ダブリンにある国立考古学・歴史博物館で見ることができますよ!

またケルト社会において、興味深いこととしては詩人が非常に高い地位にいたことです。場合によっては王よりも強い権力を持っていたとも言われています。詩人のDNAは現代アイルランドにしっかりと引き継がれています。その証拠として、アイルランドは4人のノーベル賞作家を生み出している文学国家でもあるのです。