【アイルランド留学するなら知っておきたい!】アイルランドとケルトの関係性とは?


ケルトを知る

アイルランド留学DRIVEのブログ記事の中でも、たびたび「ケルト」という言葉が出てきたかと思います。「ケルトミュージック」や「ケルト人」などなど。実際、アイルランド留学、特にゴールウェイ留学をご希望の方の中には、ケルト文化がお好きという方も多くいらっしゃいます。そもそもこのケルトとは何なのでしょうか。

ケルト (Celt) とは、ケルト語派に属する諸言語を話す人々の文化や、言語のルーツとなった古代の人々およびその文化を指す言葉で現存するケルト語派としてはアイルランド語、スコットランド・ゲール語、ウェールズ語、ブルトン語があります。

現代でいう「ケルト人」はケルト語派の言語が話されているアイルランド、スコットランド、ウェールズ、ブルターニュなどのことを指します。が、このケルト語の話者はどんどん減ってきており現在はこの地域の30%を下回っています。アイルランド以外のケルト語圏ではアイルランド以上にケルト語の衰退が進んでおり、各地でケルト文化の衰退を止める運動が行われています。

ケルト人の歴史

ケルト人は政治的な統一意識の低い民族と言われており、古代アイルランドでは、150もの部族を中心とした小王国が乱立していたとされています。しかし文化的な面を見ていくと、政治的な側面とは相反して統一がなされており、

  1. 同じ言語(ケルト語、文字は持たない。)
  2. 宗教(ドルイド=大いなる知識者という神官が司る自然崇拝の多神教=ドルイド教)
  3. 法律(ブレホン法)

を共有していたとされています。

文字を持たないというのは、ドルイドたちが教えを文字にすることを正しくないと考えていたからだそう。そのため全てが口で伝えられ、全て暗記するのに何十年もかかった人もいたとか。覚えるべきものが視覚から入ってこないなんてどうやって覚えていいのかわからないですよね。記録を残す際はギリシャ文字が使われていたようです。

ブレホン法について

「ブレホン法」という名前は、当時の専門の法律家が「ブレホン」と呼ばれたことから付いた名前で法律家が一般の慣行をまとめたものだそうですが、その中身が面白いので少しご紹介します。そしてアイルランドでは医療制度が発展したこともありますので、”病院”に纏わる部分をいくつかピックアップします

1.例えば、もしある人が(故意にしろ過失にしろ)他人に障害を与えた。
2.その場合に、障害を与えた側は医者と食糧と入院費を提供するだけでなく、
  その人の仕事を引受けなければならなかった。
3.医者が治療に忙し過ぎて、勉強したり最新の技術を取り入れることができないようになってはならない。
  (「医者は世の中の煩わしさに巻き込まれることがあってはならず、
    彼が自分の職業である研究と治療に専念できる」ことをいつも氏族は許していた。)
4.資格を持った医者は患者の治療に責任を負わねばならない。
  (例:治療した傷口がしばらくして開いたら、医者は賠償をはらわねばならない)

・・・・日本の法律に馴染みのある私たちからすれば「そんなこと法律で決めるの?!」と思うものもあれば、「法律で決められてたらありがたいな・・」と思ってしまうものもありますね

アイルランドとケルト人

ケルト人は先述のとおり文字を持たない民族だったため分かっていないことが多いようですが、ケルト人は発展した民族だったようで、精巧な金細工など、ケルト人が作ったものが今でも残っています。ダブリンにある国立考古学・歴史博物館で見ることができますよ!国立考古学・歴史博物館は留学中にもきっとたくさん利用するPEARSE駅からすぐ。観光がてらに行ってみてくださいね。

またケルト社会において、興味深いこととしては詩人が非常に高い地位にいたことです。場合によっては王よりも強い権力を持っていたとも言われています。詩人のDNAは現代アイルランドにしっかりと引き継がれています。その証拠として、アイルランドは4人のノーベル賞作家を生み出している文学国家でもあるのです。留学中に文学を学んでみるのも面白いかもしれませんね。

アイルランドとケルト音楽

ケルト音楽が好きでアイルランドに留学したい!という方がたくさんいらっしゃるので、ケルト音楽について触れてみたいと思います。

何度も出てきている通りケルト人は基本的に文字を持たなかったため、ケルト人の音楽についても不明なところが多いようです。現代でいう「ケルト音楽」とはケルト地域から発信される音楽のことを指すため、伝統的な音楽からポピュラーなものまでジャンルは非常に幅広いのが面白いですね。アイルランドで伝統音楽をポップスに再生するフォーク・リバイバル運動がおこったことで、他の地域でも伝統音楽を現代的なものに変えていく動きがおこりました。アメリカに渡るアイルランド人も多いですが、そのアメリカの伝統音楽もケルト音楽の一つとされることがあることには驚きですね。

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